「忍びの国」の製作秘話などを語る中村監督(中)

「忍びの国」の製作秘話などを語る中村監督(中)

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「忍びの国」監督が製作秘話 蓼科高原映画祭が閉幕

信濃毎日新聞(2018年10月1日)

 第21回小津安二郎記念・蓼科高原映画祭は最終日の30日、人気アイドルグループ「嵐」の大野智さんが主演し、県内でも撮影された「忍びの国」(2017年)など7作品を茅野市内で上映し、閉幕した。「忍びの国」の上映後には中村義洋監督がゲストトークをし、夏が苦手な監督が希望したため標高の高い長野がロケ地になったなどと製作秘話を語った。

 「忍びの国」は大野さん演じる忍者たちが伊賀の国に攻め入った織田軍を迎え撃つ戦いを描いた。諏訪郡富士見町などで撮影された。

 中村監督はゲストトークで2014年公開の「白ゆき姫殺人事件」も「標高が高いと聞いてロケ地を長野に決めた」と説明。「忍びの国」の撮影時期も夏だったため、長野を希望したとした。

 この日は観客がペンライトなどを手に歓声を上げたり手拍子を打ったりする「応援上映」を実施。一緒に鑑賞した中村監督はトークで「応援は次作へのやる気につながった」と話した。

 岡山県倉敷市の高木由美子さん(48)は「何度見ても感動できる。監督にはぜひ長野でまた映画を撮ってほしい」と話していた。

 台風24号の接近に伴い午後7時から予定していた追加上演などが中止になった。

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