「庭の保内の庭まんじゅう」。泥は灰色、五葉松は緑、ハーブは黄色、バラはピンクと各味によって色も多彩だ=三条市

「庭の保内の庭まんじゅう」。泥は灰色、五葉松は緑、ハーブは黄色、バラはピンクと各味によって色も多彩だ=三条市

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庭のまち保内、丸ごとがぶり 道の駅まんじゅう発売 三条

新潟日報(2018年10月2日)

 三条市の木「五葉松」や、「泥」など一風変わった素材を使ったまんじゅうの詰め合わせが、同市下保内の道の駅「庭園の郷(さと) 保内」で売り出された。造園や植木業が盛んな保内地区の発信を狙った一品で、担当者は「地域の名物に育てたい」と意気込んでいる。

 新潟三越伊勢丹(新潟市中央区)と新潟博報堂(同)が地域ブランドづくりを支援する「NIIGATAみらいプロジェクト」の協力で商品化した。五葉松と泥に加え、バラ、ハーブの計4種類の味をセットにして「庭の保内の庭まんじゅう」と名付けた。

 五葉松味とバラ味はそれぞれ、松葉や花びらをペースト化して生地に練り込んだ。ハーブ味はミントやカモミールなどを生地に使う。泥は食用の泥を皮の表面にまぶした。

 「庭園の郷 保内」のスタッフ高橋江里子さん(44)は「地域色を打ち出し、インパクトのあるオリジナル商品を作りたいと思った」と説明する。五葉松は造園のまち保内の象徴で、泥は植木や造園の基礎となる土がモチーフ。バラとハーブは施設内で植栽していることから選んだ。

 ひときわユニークな泥味は「子どもが砂遊びで作る泥まんじゅうの"食べられる版"を目指した」と高橋さん。食用の泥はインターネットで調達し、泥まんじゅうらしい色にするため、食用色素を使って皮を灰色に仕上げた。

 泥そのものに味はないといい、「驚かなくても大丈夫。安心して召し上がってください」とPRしている。

 5個入りで税込み972円。問い合わせは同道の駅、0256(38)7276。

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