■25日から潮風ギャラリーでサテライト展も
氷見市は19日に東京・六本木ヒルズ展望台東京シティビューで開幕する「藤子不二雄(A)展-(A)の変コレクション-」に合わせ「まんがのまち氷見」をPRする。同展に市の古里コーナーを設けるほか、25日から同市中央町の潮風ギャラリーでサテライト展を実施。県内外で藤子(A)作品と氷見の魅力を発信する。林正之市長が3日開いた定例記者会見で明らかにした。
藤子(A)さんは「忍者ハットリくん」「笑ゥせぇるすまん」などの作品で知られる氷見市出身の漫画家。昨年、北日本新聞文化賞を受賞した。
「(A)の変コレクション」は来年1月6日までの開催で、70年余りにわたる藤子(A)さんの活動の軌跡をたどり、ブラックユーモアを中心に独特の作品世界の魅力を伝える。
市は同展に協賛しており、会場に「藤子(A)先生のふるさと・氷見市」のコーナーを設置。市内のゆかりの地や、藤子(A)さんがデザインした氷見に関するキャラクター「うみぼうずくん」「氷見サカナ紳士録」を紹介する。
潮風ギャラリーでは現在、ブラックユーモア・ホラー作品をテーマにした展示を行っている。サテライト展の内容は検討中で、藤子スタジオ(東京)が所有する貴重なコレクションを展示する予定。サテライト展開始に伴い、現在の展示を一部入れ替える。
林市長は「東京展は多くの人に藤子(A)さんの作品に触れてもらう良い機会。氷見のサテライト展でも同様の魅力を感じてほしい」と話した。