県華道連合会(会長・忠田北日本新聞社長)の第63回県華道展が4日、富山大和で開幕した。県内の13流派19支部がツルウメモドキやフウセントウワタ、ワレモコウなど多彩な花材で秋の風情を表現している。9日まで。北日本新聞社共催。
県内の華道家291人が大作席や二人席など251点を出品。うち、二人席と中作席は前期(6日まで)と後期(7日以降)に分けて展示する。
池坊富山支部の大作席は、童謡「里の秋」を連想し、ツルウメモドキで季節感を演出。いろりの火をイメージした赤いダリアで温かみを添えた。
龍生派の大作席は、個性的な花器に合わせてフウセントウワタやカタナシの実を生け、落ち着いた色調で秋を表現。午前の開幕から大勢の愛好者が訪れ、作品にじっくり見入っていた。
開会式で酒井和佳子県華道連合会理事長と蒲地北日本新聞社取締役事業局長があいさつ。須河弘美県生活環境文化部長が祝辞を述べ、加藤淳県芸術文化協会長と中崎俊也富山大和取締役店長を加えた5人でテープカットした。県民芸術文化祭2018参加、第67回県芸術祭主催行事。