本番を前に、会場の一つの有隣庵で打ち合わせをする参加作家ら

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にぎわい創出5周年 滑川「酒蔵アート」

北日本新聞(2018年10月8日)

 多彩な美術作品を歴史的建造物で展示する「酒蔵アートinなめりかわ2018」が14~21日、滑川市瀬羽町の旧宮崎酒造などで開かれる。参加作家らによる実行委員会は今年、5周年記念としてチャリティー小品展を企画。音楽ライブやハロウィーンにちなんだワークショップも開き、歴史と美術が融合したイベントの節目の開催に花を添える。

 イベントは、NPO法人滑川宿まちなみ保存と活用の会と作家たちでつくる実行委が2014年から開いている。江戸時代に北陸街道の宿場町としてにぎわった滑川市旧町部を活性化させたいとの思いから始まった。

 絵画や書、写真、陶芸など9ジャンルの計16人が新作と近作合わせて50点以上を展示する。この他に販売用に製作した小品も並べ、売り上げを北海道地震の被災地に送る。

 金沢美術大3年で絵画の坪川華乃さん(滑川市出身)、写真の大志摩洋一さん(富山市、滑川市出身)、彫刻の佐藤忠博さん(南砺市)、陶芸の田村美恵子さん(滑川市)は初めて参加する。

 会場はいずれも国登録有形文化財の旧宮崎酒造と有隣庵。実行委員長で滑川市常盤町の画家、水野利詩恵さんは「歴史ある古い木造家屋の美しさと私たちの作品のコラボレーションを堪能してほしい」と話している。入場無料。

 14日は観賞用植物標本「ハーバリウム」を作る教室があり、フラワーデザイナー講師の小船井美千代さんが教える。20日は魚津市の歌手、Chikoさんと富山市のパーカッション奏者、ヤマダベンさんによるライブが開かれる。

 問い合わせは同NPOの小森忠さん、電話090(6275)1419。北日本新聞社共催。

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