桐生選手のスパイクに使用されている繊維や着用モデルが並ぶ展示会=9月29日、福井県勝山市のはたや記念館ゆめおーれ勝山

桐生選手のスパイクに使用されている繊維や着用モデルが並ぶ展示会=9月29日、福井県勝山市のはたや記念館ゆめおーれ勝山

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桐生モデルのスパイク見て ゆめおーれ勝山で企画展

福井新聞(2018年10月10日)

 福井県勝山市の繊維産業を紹介する企画展「日本のアスリートを支える勝山の繊維」が、同市のはたや記念館ゆめおーれ勝山で開かれている。陸上の桐生祥秀選手(日本生命)が日本人初の100メートル9秒台を樹立した時に履いていた"桐生モデル"のスパイクなど、勝山産の織物を使ったスポーツ製品7点が並んでいる。11月4日まで。

 福井しあわせ元気国体・大会(全国障害者スポーツ大会)に合わせ、同市繊維協会が企画。市内の織物製造業「松文産業」(旭町1丁目)と「ケイテー・テクシーノ」(昭和町1丁目)の製品を展示した。

 100メートル9秒98の日本新記録を支えた桐生モデルのスパイクはアシックス製で、松文産業が加工したテキスタイル(織物)「HL―0(エイチエルゼロ)メッシュ」が甲を覆う部分に使用された。同モデルは非売品だが、記録樹立後にアシックスから9足限定で販売された。

 そのほか、伸縮性に優れたウインドブレーカーや登山用のパンツ、パネル展示もあり、明治中期から築き上げてきた繊維産業の歴史と進化が現代のスポーツ界に一役買っていることを伝えている。

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