立山黒部アルペンルートの七曲(ななまがり)(1680メートル)から弥陀ケ原(1930メートル)にかけて紅葉が見頃を迎えている。青空が広がった9日も、ナナカマドの赤色、ミネカエデやダケカンバの黄色が、高原を秋色に染め上げていた。
高原バス道路のカーブが続く七曲周辺では、陽光に照らされて一層鮮やかになった紅葉の間を、バスが縫うように走る光景が見られた。
立山黒部貫光によると、今年の夏は日照時間が長く、秋に入って昼と夜の寒暖差が大きかったため、例年よりも紅葉が鮮やかという。七曲、弥陀ケ原の紅葉の見頃は、あと1週間ほど続きそう。