近江町市場の大行燈(あんどん)まつりは11日、同市場で始まり、特売品を買い求める人でにぎわった。初日の目玉である生本マグロの解体ショーでは、市場初の女性解体師高木涼香さん(28)が鮮やかな包丁さばきで華々しいデビューを飾った。
地元水産会社で昨年からマグロの解体を始めたという高木さんは、他の社員とともに75キロの沖縄産本マグロを手際よく切り分けた。赤身、中トロ、大トロに分けられたマグロはその場で販売され、一時は買い物客が150メートルほどの行列を作った。
高木さんは「大勢の前でさばくのは初めてだったが楽しかった。もっと修行して上手になりたい」と笑顔を見せた。まつりは16日まで。