テープカットを行う関係者=高岡市吉久のTEKリトルパーク

テープカットを行う関係者=高岡市吉久のTEKリトルパーク

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路面電車シンボルの公園オープン 高岡

北日本新聞(2018年10月14日)

 高岡市衛生公社(TEK、同市材木町、島小一社長)が同市吉久に整備した公園「TEKリトルパーク」が13日、オープンした。富山地方鉄道、加越能鉄道、万葉線で約60年間活躍し、6年前に引退した車両「デ5022号」を復元展示するなど、地域に開放する。

 敷地面積は3200平方メートル。地域の遺産、また、万葉線を愛する市民のシンボルとして「デ5022号」を展示した。芝生広場を整備し、シダレザクラ16本も配置した。

 式典があり、島社長は「皆さまに愛される公園を目指し、地元の吉久の方々に貢献したい」とあいさつ。高橋正樹高岡市長と橘慶一郎復興副大臣が祝辞を述べた。関係者がテープカットし、「デ5022号」の車内を見学した。

 芝生の養生の関係で一般開放の時期は未定だが、20、21の両日は吉久地区で行われるイベント「さまのこアートinよっさ2018」に合わせて午前10時から午後4時まで開放する。

 「デ5022号」は日立製作所が1950年に製造し、71年まで富山地方鉄道や加越能鉄道で旅客車として運行された。その後は除雪専用車に改修され、加越能鉄道や万葉線で2012年まで使用された。ジェイアール貨物・北陸ロジスティクス(金沢市)が修理を担当し、屋根や座席シートをやり替えるなどし、当時の姿をできる限り忠実に再現した。

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