里山生態園のサルを見る子どもたち=富山市ファミリーパーク

里山生態園のサルを見る子どもたち=富山市ファミリーパーク

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サル見学にぎわう ファミリーパーク営業再開

北日本新聞(2018年10月14日)

  ニホンザル2匹が飼育施設から逃げ出し、5日夕から臨時休園していた富山市ファミリーパーク(同市古沢、石原祐司園長)は13日、来場者の安全が確保できるようになったとして8日ぶりに営業を再開した。秋晴れの下、園内は大勢の家族連れでにぎわった。 

 同パークでは、9月下旬から10月5日までに10歳雄の「パール」と5歳雄が、二重の電気柵で囲われた「里山生態園」から脱走。5日夕から臨時休園して捜索に当たり、8日にパールを園内で捕獲し、非公開の施設に収容した。5歳雄は園内にはいないとみられ、来場者への危険はないと判断した。呉羽丘陵周辺を引き続き捜索する。

 営業再開初日は朝から晴れ、開園と同時に家族連れが次々と訪れた。富山市婦中町下轡田の藤田秀二さん(42)は娘の梨緒ちゃん(5)を連れて来園し「休園と聞いて娘がさみしがっていた。来られて良かった」。梨緒ちゃんは「おサルさんを見られてうれしい」と笑顔を見せた。

 同パークはサルが再び逃げ出さないよう、従来の二重柵に加え、パールが越えた箇所に木で補強した電気柵(高さ2メートル、幅7メートル)を新設。サルの足元と頭の高さには有刺鉄線も張り巡らせた。石原園長は「開園の問い合わせが多数寄せられていたので、再開できて良かった。信頼回復に努めたい」と話した。

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