あんどんがともる中、踊りの輪を広げる参加者=JR小松駅前の市民公園

あんどんがともる中、踊りの輪を広げる参加者=JR小松駅前の市民公園

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あんどん最多16基、行列や輪踊り 小松で「どんどんまつり」開幕

北國新聞(2018年10月14日)

 第43回小松市どんどんまつり(北國新聞社特別協力)は13日開幕し、市中心部では小松繁栄の礎を築いた加賀藩3代藩主前田利常をしのぶ時代絵巻仮装行列や、あんどん行列、輪踊りが繰り広げられた。過去最多の大型あんどん16基がともる中、参加者は利常の産業振興で発展したふるさとの歴史に思いをはせ、さらなる飛躍に願いを込めた。
 行列は利常創建の小松天満宮から、JR小松駅までの約2キロで行われた。出(しゅっ)立(たつ)清祓式(きよはらいしき)が営まれた後、利常にふんした和田慎司市長を先頭に、お付きの女性や甲冑(かっちゅう)姿の武者役が沿道の市民に手を振りながら練り歩いた。
 大型あんどんを曳く約500人が後ろに続き、公立小松大のあんどんは学生約70人が引っ張り、生産システム科と保健医療、国際文化交流の3学部を紹介した。小松基地が制作したあんどんには白山を背景にF15戦闘機などがデザインされ、隊員は他のあんどんの曳き手も務めた。コマツやJA小松市、北陸エアターミナルビルなどの関係者も加わった。
 途中からは、手作りあんどんを手にした約300人も加わり、5月のお旅まつりで子供歌舞伎を上演した寺町と八日市町の児童が「曳山華舞台」を引いた。
 小松駅前の市民公園では、市内の企業や団体など7チーム約250人が、どんどん小松輪踊りで交流した。公園内に設けられた特設ステージでは、行列の参加団体や輪踊りチームが、小松の産業や文化、特産品をPRし、最後は全員で踊った。
 最終日の14日は「2018こまつ姫御前」の認証式(本社主催)のほか、ステージパフォーマンス、音楽祭、市内外のグルメを集めた歌舞伎市(本社後援)など多彩な催しが行われる。

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