青空に映える「平成の御車山」=高岡市利屋町

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往来を動く姿お披露目 高岡・平成の御車山

北日本新聞(2018年10月15日)

 高岡の伝統工芸技術を駆使した「平成の御車山(みくるまやま)」の試し曳(び)きが14日、高岡市の高岡御車山会館裏手の市道であり、秋晴れの下、絢爛(けんらん)豪華に動く姿が初めて披露された。利活用を検討する委員会(委員長・秦正徳富山大学長補佐)のメンバーらが運行時の安全性を確認した。

 平成の御車山は2013年度に事業を開始し、市の委託を受けた高岡地域文化財等修理協会(大澤光民会長)が制作した。高岡開町の祖、前田利長と妻の永(えい)姫、娘の満(まん)姫の人形で家族の絆を表現。山車(やま)の胴体部分に巻く幔幕(まんまく)は高岡古城公園の四季をデザインした。大きさは高さ約9メートル、幅約3メートル、長さ約5・5メートル。

 高岡御車山祭で活躍するベテランの曳き手と市職員計約20人が引っ張り、片道約150メートルのコースを2往復した。同委員会のメンバーらは前進や転回時に負荷がかかった場合の車軸と車輪の強度や、全体のバランスなどを見極めていた。検証結果は今月中に行われる委員会の第2回会合で報告される。

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