北安曇郡池田町の大峰高原にある「七色大カエデ」が見頃を迎えた。16日、管理する池田町観光協会の許可を得て小型無人機ドローンで撮影すると、北アルプス有明山(2268メートル)を背に、赤や黄色に染まった葉が浮かび上がるように見えた。早朝から訪れた人も多く、鮮やかな彩りに魅せられて撮影や散策を楽しんでいた。
同観光協会によると、大カエデの樹齢は推定250年以上、高さ約13メートル、幹回り約3・25メートル。今年は土壌改良や害虫対策の効果が出て例年より樹勢を増しているという。徐々に全体が赤く染まっていき、今月いっぱいは楽しめそうだ。
町内から毎年、写真撮影に訪れる自営業高田晃さん(78)は「池田町のシンボル。これから紅葉が進む様子をたくさん撮りたい」と話していた。