会場で設営の合間に打ち合わせをする住民

会場で設営の合間に打ち合わせをする住民

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里山の休校舎で"楽市"開催へ 立山・新瀬戸小学校

北日本新聞(2018年10月17日)

 立山町新瀬戸地区の住民が20、21の両日、地域の活性化とにぎわいづくりを目指し、休校中の新瀬戸小学校で「たてやま楽市」を初めて開く。地区の物産を販売し、地元の食材をふんだんに使った「里山レストラン」を開店。自然や歴史など里山の魅力を発信する。

 新瀬戸小は児童減で2016年4月に休校となり、住民でつくる新瀬戸地区活性化協議会(大畑年(みのる)会長)が、校舎の利活用を進めてきた。昨年夏からは、改装したランチルームで「里山レストラン」を随時、開催してきた。今回は「村の駅 新瀬戸小学校」と名付け、駅のように大勢の人が集まるよう、イベントを企画した。

 両日は、大根やサツマイモなどの地元の野菜を直売。クラフトブースを設け、町内外の作家が出品する。フリーマーケットや音楽のコンサートも開催する。里山レストランでは、地元で取れた山菜が入ったうどん、地元産のこんにゃくを使ったあんばやしなどを販売する。住民は本番に向けて張り切っており、16日は看板を掛けたり、会場の設営に取り組んだりした。

 地元の越中瀬戸焼や、神保家の家臣が16世紀に本丸を築いた池田城跡、池田浄瑠璃の紹介コーナーも設ける。大畑会長は「地元から大勢のボランティアが協力してくれるなど、地区は盛り上がっている。古里への誇りと愛着を高めたい」と話している。両日とも午前10時から午後3時まで。北日本新聞社後援。問い合わせは実行委員会、電話090(7088)2338。

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