チョウの標本と写真の展示準備を進める天野さん=輪島市鳳至町

チョウの標本と写真の展示準備を進める天野さん=輪島市鳳至町

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能登のチョウ 標本や写真を一堂に展示

北國新聞(2018年10月19日)

 能登に飛来するチョウの標本や写真を約40年間収集している、北國写真連盟輪島支部長の天野勝廣さん(70)=輪島市鳳至町=は、21日に七尾市で行われる「山の寺の日」(北國新聞社、ラジオななお後援)で収集した標本や写真を展示する。約15年ぶり2度目の展示となる天野さんは「子どもが寺に親しむ機会になってほしい」と準備を進めている。
 元高校教員の天野さんは、30歳の頃、能登地区での確認例が少ないウスバシロチョウを旧門前町で見つけて以来、チョウに関心を持ち、標本作りや写真撮影をしてきた。
 天野さんの収集品は、曹(そう)洞(とう)宗徳翁(とくおう)寺で展示される。ウスバシロチョウやゼフィルス、アサギマダラの標本など20箱と写真24枚を飾る。クイズも用意し、子どもから大人まで楽しめるようにした。
 山の寺の日には、同市の山の寺寺院群にある16カ寺が宗派を超え、七尾出身の画聖長谷川等伯(信春)が描いた「日蓮聖人(にちれんしょうにん)画像」や「達磨(だるま)図」などの寺宝を公開する。真言宗妙観院では午後1時から、県七尾美術館の北原洋子学芸員が「長谷川等伯の挑戦とあくなき美への探求」と題して講演する。

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