飯田市南信濃と浜松市水窪(みさくぼ)町を結ぶ青崩(あおくずれ)峠(1082メートル)の古道約6キロを歩く「青崩峠古道歩こう会」(信濃毎日新聞社後援)が11月11日に開かれる。信州と遠州を結ぶ秋葉街道を保全、発信しようと南信濃と水窪町の住民有志らが企画し3回目。29日まで参加者を募集している。
秋葉街道は、火よけの神を祭る秋葉神社(浜松市)の参詣道の総称。大断層の中央構造線沿いにあり、青崩峠は露出した岩石の色にちなむ名称とされる。街道の集落跡や古道の石畳、谷地形を一望できる峠の景色が見どころだ。
今年は相次いだ大雨や台風で道が荒れるなどの影響が出たが、同市南信濃の有志でつくる「遠山郷やらまい会」が歩道整備や看板設置を進めている。歩こう会実行委員の市川章典さん(71)は「紅葉と古道の風情を味わってほしい」と話していた。
定員150人。参加費は中学生以上3千円、小学生は2千円。問い合わせは遠山郷観光協会(電話0260・34・1071)へ。