映画「ここは退屈迎えに来て」の全国公開がスタート。熱心なファンらが足を運んだ=ジェイ・マックス・シアターとやま

映画「ここは退屈迎えに来て」の全国公開がスタート。熱心なファンらが足を運んだ=ジェイ・マックス・シアターとやま

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県内ファン感慨深げ 映画「ここは退屈迎えに来て」公開

北日本新聞(2018年10月20日)

 富山市出身の作家、山内マリコさんの小説が原作の映画「ここは退屈迎えに来て」が19日、全国公開され、県内でも上映が始まった。初日から熱心なファンが足を運び、富山でロケが行われた青春群像劇に見入った。

 原作は山内さんが2012年に刊行したデビュー作。橋本愛さんが主演し、東京から地元に舞い戻り、タウン誌の仕事をする27歳のフリーライターを演じた。共演は門脇麦さんと成田凌さん。廣木隆一監督がメガホンを取った。

 富山市のジェイ・マックス・シアターとやまには、午前10時20分の初回上映から、封切りを待ちわびた人が訪れた。富山市下堀の水上恵美子さん(81)は、物語と自身の青春時代を重ね、「懐かしく感じた」と感慨深げ。「見慣れた街の風景が出てきてうれしかった」と話した。

 県内では、同市のTOHOシネマズファボーレ富山と高岡市のTOHOシネマズ高岡でも上映している。映画の製作委員会はソニー・ミュージックアーティスツ、バップ、北日本新聞社などでつくる。

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