螺鈿などの漆芸技法が施された工芸品が並ぶ会場=勝興寺本堂

螺鈿などの漆芸技法が施された工芸品が並ぶ会場=勝興寺本堂

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勝興寺宝物、装飾華やか 本堂で展示開始

北日本新聞(2018年10月21日)

 高岡市伏木古国府の国重要文化財・勝興寺に伝わる寺宝を集めた「勝興寺宝物展」が20日、同寺本堂で始まり、華やかな装飾の工芸品14点を展示している。11月4日まで。

 修理保存工事が進む同寺で、住居機能を担う本坊が8月に一部公開されたことを記念して開いた。金蒔絵(まきえ)が施された「葦鷺(あしさぎ)蒔絵櫃(ひつ)」や桃山時代に作られた「烏帽子(えぼし)形南蕃(なんばん)水指」など寺所蔵の工芸品を公開。「花型螺鈿(らでん)五段菓子器」は色漆塗や青貝螺鈿などの漆芸技法がふんだんに施され、唐草模様や丸紋で華やかに飾られている。国重要文化財「洛中洛外図(らくちゅうらくがいず)屏風(びょうぶ)」の複製も展示した。

 21日午前10時から本堂でシンポジウムを開く。三宮千佳富山大芸術文化学部講師と晒谷和子元市立博物館長、勝興寺まちづくり協議会の林敏雄常任幹事が文化財を生かしたまちづくりについて討論する。

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