観光連携協定を締結した途家の李珍妮・最高業務責任者(右)と佐藤雅一市長=魚沼市小出島

観光連携協定を締結した途家の李珍妮・最高業務責任者(右)と佐藤雅一市長=魚沼市小出島

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魚沼市、中国企業 観光で協定 サイトに宿泊施設情報

新潟日報(2018年10月25日)

 魚沼市は、観光宿泊施設の紹介サイトを運営する中国の大手企業「途家(トゥージア)」と観光連携協定を締結した。両者は今後、市内の宿泊施設や観光情報を途家のサイトで紹介したり、地域からプランを提案する「着地型観光」商品を共同で開発したりする。

 途家は2011年12月に設立し、従業員数は約4千人。富裕層向けに力を入れており、サイトには中国国内と海外を合わせて約1370都市、100万件以上の宿泊施設が登録されている。海外でも事業展開し、16年4月に日本法人を開設。タイ、マレーシア、インドネシアなどアジア各国にも現地事務所を持つ。

 市役所小出庁舎で20日に開かれた締結式では、佐藤雅一市長が「魚沼はこれから紅葉、そして白銀の季節を迎える。自然を生かした観光資源をPRするため、手をつないでいきたい」とあいさつした。

 途家の李珍妮・最高業務責任者は「当社のデータでは、中国の富裕層が観光で一番好む国は日本。魚沼のコメや野菜などの食、自然や文化は多くの客に喜ばれると思う」と述べた。

 協定には、(1)魚沼市の宿泊施設や観光情報を途家が運営する媒体で紹介(2)中国の富裕層向け着地型観光商品の共同開発(3)観光関連のマーケティング・リサーチの共同実施-などが盛り込まれている。

 締結に先立ち19、20の両日、中国観光業界に影響力を持つライターの椿姑娘さんが同市を訪問した。椿さんは途家のスタッフらと、幕末から明治にかけ活躍した彫刻師・石川雲蝶の作品で知られる西福寺や、銀山平キャンプ場などを視察した。

 締結式に同席した椿さんは「銀山平キャンプ場で食べたイワナの炭焼きがおいしかった。宿泊施設のサービスも良かった」と感想を語った。椿さんのルポは途家のサイトに掲載される。

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