新年に向けて制作が進む和紙カレンダー=桂樹舎

新年に向けて制作が進む和紙カレンダー=桂樹舎

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鮮やかに季節描く 八尾・和紙カレンダー制作

北日本新聞(2018年10月25日)

 富山市八尾町鏡町の桂樹舎(吉田泰樹社長)で、町特産の手すき和紙を使った2019年用のカレンダー作りが進められている。24日は女性職人が色鮮やかな顔料を染め付ける作業を行った。

 型絵染めの人間国宝だった故芹沢★介(けいすけ)さんのデザインを基に毎年制作している。1月は梅や鶴、3月はひな人形の絵があしらわれるなど、季節感あふれる仕上がりとなっている。職人の西井ひとみさん(28)は「味わい深いデザインを見て、季節のうつろいを感じてください」と話していた。

 来年5月1日に元号が変わるが、元号が記されているのは1月の1カ所だけで、改元後もそのまま使えるという。1部1万6千円(税別)で、11月末までに約1800部を仕上げ、全国の民芸品店や美術館などで販売する。

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