金大医薬保健学域の学園祭「金大医学展2018」(本社特別協力)は27日、同大宝町キャンパスで2日間の日程で始まった。仮想現実(VR)を医療に応用した技術を紹介するコーナーが初めて設けられ、親子が医療の進歩と奥深さを実感した。
VRコーナーでは、来場者が専用の機器を頭に装着し、立体的に映し出される人体のコンピューター断層撮影(CT)画像を通して臓器や血管の構造を学んだ。
「お医者さん体験」ブースでは、子どもが実際の手術衣を着て「腹腔鏡(ふくくうきょう)」手術を体験した。学生による胃がんを想定した模擬手術の実演もあった。人の消化管を模した段ボール迷路も人気を集めた。
講演会では、ドクターヘリを題材にした人気医療ドラマで監修を務めた日本医科大救急医学教授の松本尚氏(金大出身)が、自身の体験談を紹介した。
最終日の28日は午前10時~午後5時に開かれる。入場は無料となる。