高岡市石瀬の庄川左岸やな場で27日、遡上(そじょう)したサケの捕獲が始まり、庄川沿岸漁業協同組合連合会(山本勝徳代表理事会長)や庄川サケ・マス協議会(松井昭彦会長)のメンバーら13人が、水しぶきを上げて飛び跳ねるサケの様子に今季の豊漁を願った。初日は雄40匹、雌27匹の計67匹が水揚げされた。
協議会メンバーらが、やな場に仕掛けた鉄の籠から網でサケを取り出し、作業台の上で雌と雄に分けた。平均の体長は70~80センチ、重さは約4キロと平年並み。漁のピークは11月中旬で、約2万5千匹の水揚げを目指す。
昨季の初日の水揚げは、雄6匹、雌4匹の計10匹だった。協議会の山本一明事務局長は「昨年は不漁だったので、今年は豊漁になることを願う」と話した。
11月の土、日曜、祝日には同所で「庄川鮭(さけ)まつり」が行われ、サケ鍋を味わったり、サケのつかみ取りを体験したりすることができる。問い合わせは実行委員会、電話0766(30)2583。