駒ケ根市の名物ソースかつ丼をPRしている「駒ケ根ソースかつ丼会」の発足25年を記念した初の「ソースかつ丼フェスティバル」が27日、2日間の日程で同市の光前寺駐車場で始まった。ソースかつ丼を「ご当地グルメ」として売り出す県内外の計6団体がテントを並べ、初日は大勢の来場者が食べ比べなどを楽しんだ。
駒ケ根商工会議所などでつくる実行委員会主催。県内からは同市と伊那市の団体が出店。福島県会津若松市、埼玉県秩父市、前橋市、群馬県桐生市の団体も集まった。会場では、さまざまな味に触れてほしい―と少量のかつ丼を1個600円で提供。全国でソースかつ丼を食べ歩いているという愛好家2人が、魅力を語る催しもあった。
伊那市から妻と訪れた伊藤元郎さん(83)は3種類を購入。会場で知り合った人と一緒に味わい、「地元のかつ丼とは違った味を楽しめました」と満足そう。実行委事務局長の富永満さん(61)は「競い合いではなく、ソースかつ丼文化がさらに広まるイベントになればいい」と話していた。28日は午前10時〜午後3時。