白山市の6次産業化チャレンジ支援事業に取り組んだ市内の2店舗は31日、市役所に山田憲昭市長を訪ね、地元の食材を使い開発した三つの商品を報告した。甘酒ドリンクと、米粉のシフォンケーキ、シフォンロールで、道の駅「めぐみ白山」などで販売される。
甘酒ドリンクは金谷酒造店が市内産米で作った甘酒に、地元企業の米酢を加えて考案し、シフォンケーキとロールは「お菓子の工房クルトン」が市内産の米粉とトマト、ナシを材料に仕上げた。甘酒ドリンクはパッケージなどを改善させて来年3月までに、ケーキとロールは11月上旬にも販売する予定となっている。
金谷酒造店の金谷芳久社長は「甘みと酸味のバランスを考え、飲みやすくした」、クルトンの武田清明店主は「砂糖を使わず、ヘルシーな品にした」と話した。2店は支援事業の助成を受け、6月から商品開発に取り組んできた。