3日から砺波市の県西部体育センターで始まる「ねんりんピック富山2018剣道交流大会」に向け、同市庄川地域の住民が夜高あんどんを製作した。華やかな雰囲気で選手や関係者をもてなすとともに、砺波の伝統的な祭りをPRする。
夜高祭りの魅力を県内外に発信しようと、ねんりんピック富山2018砺波市実行委員会から委託を受け、6月の祭りに参加した下村若連中(大伴豪紀会長)の会員約30人が約1カ月半前から製作を始めた。
あんどんは高さ4メートル、幅2.5メートルの中型。山車を宝船に見立て、帆の部分に鳳凰(ほうおう)を描いた。練台(ねんだい)と吊物といった部分には、桜や梅などの花を色彩豊かに表現した。10月29日には15人が最後の色塗りに励み、鮮やかに仕上げた。
中型あんどんの裁許を務める石黒淳一さんは「砺波の夜高を知ってもらいたい」と語り、大伴会長は「来年の祭りに足を運んでもらえればうれしい」と期待を込めた。
あんどんは、大会期間の5日まで会場の入り口に設けられる「おもてなし広場」に飾られる。