金沢育ちの世界的化学者、高峰譲吉博士の生誕165年記念献花祭は3日、金沢ふるさと偉人館で営まれ、約40人が世界の医学や薬学の発展に大きく貢献した博士の功績をたたえた。
高峰博士の胸像前で兼六小4年生17人が「高き峰めざして」を合唱した。主催団体の高峰譲吉博士顕彰会の役員や医薬品メーカー第一三共(東京)の社員、児童生徒が献花した。
市が優秀な中学生に贈る「高峰賞」の受賞者も参列し、野口弘教育長が「化学は人類に希望を与え続ける使命がある。これからの活躍に期待している」と激励した。顕彰会の花岡美代次理事長もあいさつした。
献花祭は毎年、高峰博士の誕生日に合わせて開かれ、博士の生まれた高岡市でも開催された。