北佐久郡軽井沢町の軽井沢プリンスホテルスキー場は3日、県内スキー場のトップを切って今季の営業を始めた。訪れた人たちは、紅葉に囲まれたゲレンデで初滑走を楽しんだ。
営業開始とともに、ゴンドラリフト乗り場前は行列ができた。東京都東村山市から家族4人と訪れた会社員内田星児さん(37)は「心地よい陽気の中、滑ることができて気持ち良かった。本格的に寒くなる前なので子どもが安心して楽しめた」と話していた。
この日は、冬の観光誘客に取り組む官民組織「スノーリゾート信州」プロモーション委員会が式典を開いて県内各スキー場もPRした。平昌(ピョンチャン)冬季五輪ノルディックスキー複合個人ノーマルヒル銀メダリストの渡部暁斗さん(北野建設)と、同五輪フリースタイルスキー男子モーグル銅メダリストの原大智さん(日大)が登場。トークショーや写真撮影などで来場者と交流した。
軽井沢プリンスホテルスキー場は今年が開業45周年。10月上旬から人工造雪機を動かし、2コースを整備した。12月には降雪機も使い、全10コースが滑走可能になる予定。