妻籠宿と馬籠宿の間にある「一石栃立場茶屋」に立ち寄る外国人観光客ら

妻籠宿と馬籠宿の間にある「一石栃立場茶屋」に立ち寄る外国人観光客ら

長野県 木曽路 アウトドア・レジャー

外国人客の人気集める旧中山道 妻籠―馬籠、10月に月別最多

信濃毎日新聞(2018年11月6日)

 南木曽町の妻籠宿と岐阜県中津川市の馬籠宿の旧中山道を歩いて旅する外国人観光客が今年10月は4784人に上り、妻籠の住民組織「妻籠を愛する会」が2008年から調べている月別人数で最多だった。多くが欧米人で、雑誌での紹介記事やツイッターでの評判に加え、ここ2年ほどは英国の人気女優が妻籠宿を紹介したBBC放送の番組を見て来た人が多いという。

 同会は妻籠宿と馬籠宿の間にある「一石栃立場(いちこくとちたてば)茶屋」にメンバーを常駐させ、無料でお茶を出し、立ち寄った人を数えている。外国人は18年4月に4413人を記録したが、今年10月は300人以上上回った。4〜9月に立ち寄った外国人の内訳は欧州62%、オセアニアと北米が13%ずつで、アジアからは10%だった。

 5日、仲間3人で茶屋を訪れたオーストラリアのトーマス・ライトさん(27)は「歴史や文化があり、とても美しい場所で気に入った」。

 最近訪れる人が多いため、同会は常駐メンバーを1人から2人に増員。町内の旧中山道沿いの公衆トイレを洋式化し、標識の英語表記、熊よけの鈴の貸し出しにも取り組んできた。藤原義則理事長(70)は「欧米の人たちには江戸時代の雰囲気が感じられる場所とみられている。ここに来た人が、木曽地域のほかの場所にももっと立ち寄る仕掛けを考えたい」としている。

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