駒ケ根産あんぽ柿で作ったジェラート

駒ケ根産あんぽ柿で作ったジェラート

長野県 伊那路 特産 スイーツ

セミドライフルーツ「あんぽ柿」 駒ケ根のジェラート好評

信濃毎日新聞(2018年11月6日)

 駒ケ根市の農産物加工販売施設「すずらんハウス」が、干し柿の一種「あんぽ柿」を使ったジェラートの販売を始めた。あんぽ柿は市内の農家らが特産品に―と目指しており、知名度を若者らに高めようと、市が加工を依頼。甘みの強い柿がミルクと合い、好評という。

 あんぽ柿は、干し柿になる手前のしっとりとしたセミドライフルーツ。市内の中沢、東伊那両地区の農家が2008年から遊休農地に「平核無(ひらたねなし)柿」を植え、16年に商品化した。現在約20軒の農家が生産している。水分が多くて日持ちせず、単価も高いため、加工品も開発している。

 すずらんハウスは、あんぽ柿のペーストを使い、少し粘りのあるジェラートに加工。柿の食感や味を感じられるように、凍らせたペーストを小さく切って加える工夫をした。

 10月下旬ごろからすずらんハウスのほか、中央道駒ケ岳サービスエリアや、飯島町の道の駅「花の里いいじま」でも販売。既に追加注文があるという。開発に携わったすずらんハウスの米山豊さん(51)は「良い物ができた。ご当地の味として観光客に薦められる」と期待している。価格は販売先で異なり、1個350〜390円。すずらんハウスでの今年の販売は今月10、11、17、18日のみ。

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