福井県越前市粟田部町の紅葉の名所、花筐(かきょう)公園で11月4日、「花筐(はながたみ)もみじまつり」(福井新聞社後援)が始まった。家族連れや団体ツアー客が訪れ、色づき始めたモミジを楽しんだ。18日までの会期中、土日を中心に飲食の模擬店が並び、ステージショーが催される。
公園内の1500本余りのモミジを観賞してもらおうと、花筐自治振興会とまつり実行委員会が毎年開いている。今年は8日ごろから今月半ばが見頃になりそう。
初日は南越中吹奏楽部や地元住民によるキッズダンス、よさこいのステージ発表で幕開け。家族で訪れた近くの三好美紀江さんは「樹木が緑から赤色のグラデーションになっていてきれい。真っ赤になるのを待ってまた来たい」と話していた。
会期中は毎日、ぜんざいとコーヒーの販売があり、午後6~9時に池の周辺をライトアップする。土日は名物「粟田部あげ煮」や五平餅、豚汁、手打ちそばなどを販売。11日午後1時半から、花筐小児童による太鼓演奏や同市の歌手絵利菜さんの歌謡ショーなどがある。問い合わせは同振興会=電話0778(42)3710。