水戸天狗党と佐柿のつながりを紹介している若狭国吉城歴史資料館の企画展=11月2日、福井県美浜町佐柿

水戸天狗党と佐柿のつながりを紹介している若狭国吉城歴史資料館の企画展=11月2日、福井県美浜町佐柿

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佐柿滞在、水戸天狗党に光 福井県美浜市の国吉城資料館

福井新聞(2018年11月6日)

 福井県美浜町佐柿と水戸天狗(てんぐ)党のつながりを紹介する企画展「幕末佐柿と水戸天狗党」が、同町の若狭国吉城歴史資料館で開かれている。敦賀で斬首された353人以外の、島流しの処分を受け佐柿に身を寄せた137人に焦点を当て当時の記録などを展示している。12月28日まで。

 幕末明治福井150年博の一環で企画した。天狗党を率いた武田耕雲斎らは敦賀で処刑されたが、農民ら137人には島流しの処分が下り敦賀の寺院で謹慎させられた。その後、幕府により処分中止の命が下り、小浜藩に預けられた。藩では彼らを准藩士として手厚く扱い、佐柿陣屋の前に屋敷を新設し受け入れたが、約1年半後、朝廷により水戸帰藩を命じられ佐柿を去ったという。

 企画展では、小浜藩や佐柿陣屋近くの庄屋、徳賞寺の記録の抜粋などが展示されている。准藩士として佐柿で受け入れた者の名簿、毎月小遣いを支給していた記録、佐柿に移る際に逃走を禁じた手紙などがある。

 25日には同館の大野康弘館長による企画展の解説が行われる。午前10時から正午まで、無料。申し込みは同館=電話0770(32)0050。

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