火を起こす手順を確認するメンバーたち=有礒正八幡宮

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ふいご祭へ火起こし手順確認 8日、高岡・有礒正八幡宮

北日本新聞(2018年11月7日)

 高岡市横田町の有礒正八幡宮(上田正宙宮司)で8日に行われる「ふいご祭」に向けた試し吹きは6日、同八幡宮で行われ、関係者が木製の送風機「鞴(ふいご)」を用いて、炉に火を起こす手順を確認した。

 ふいご祭は、鋳物の神「石凝姥命(いしごりどめのかみ)」に感謝する神事。同八幡宮では高岡鋳物発祥の地、金屋町が開町400年を迎えた2011年から、金属関連業界の繁栄を祈って行っている。昨年は「三種の神器」にちなんで勾玉(まがたま)を鋳造。今年の祭りでは勾玉を奉納するほか、境内で青海波(せいがいは)文様の敷瓦を鋳る。

 試し吹きには高岡銅合金協同組合(高田和喜理事長)のメンバーらが参加。鞴を手で動かして炉に風を送り込むと、勢いよく炎が上がった。

 8日は午前10時から神事、同11時から鋳造式を行う。ミカンと餅の振る舞いもあり、鋳物師からミカンを受け取ると、1年間風邪をひかないという言い伝えがある。

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