JR飯田駅前でクリアファイルを手にする実行委の尾沢さん(左)と熊谷さん

JR飯田駅前でクリアファイルを手にする実行委の尾沢さん(左)と熊谷さん

長野県 伊那路 鉄道

飯田線秘境駅巡りのお供に 全駅名や名所のクリアファイル

信濃毎日新聞(2018年11月8日)

 飯田市の飲食店経営者ら有志でつくる実行委員会が、JR飯田線全94駅の駅名や沿線の名所を描いたクリアファイルを商品化し、11日に発売する。同市の飯田駅では、駅舎の塗り替え工事が完了したばかり。ファイルを手に駅舎巡りや乗車を楽しむ人が増え、沿線の活性化につながることを期待している。

 ファイルは、豊橋(愛知県豊橋市)―辰野(辰野町)間の195キロを結ぶ飯田線の路線図を簡略化して描き、飯田駅や「秘境駅」といわれる小和田駅(浜松市)などの絵を添えた。かつて運行した飯田線の車両をイメージし、水色とグレーの「飯田線色」、オレンジと緑色の「湘南色」など色違いの4種類を用意した。

 飯田駅前の土産物店「一茶堂」を営む実行委の熊谷由理さん(56)によると、秘境駅巡りの人気の高まりなどで飯田線関連の商品を求める人が増えている。一方、市場に流通している商品は少なく、昨年春に実行委が作成した「飯田線マップ手ぬぐい」は、沿線各地で計約4500枚を売り上げている。実行委員長の尾沢章さん(47)=飯田市=は「ファイルを手に、行ったことのない駅に足を運んでみては」と呼び掛けている。

 1枚540円(税込み)。飯田駅前の一茶堂や多月堂など計約10店舗で販売する。

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