名古屋市で開設する鮮魚などの販売拠点のイメージ図

名古屋市で開設する鮮魚などの販売拠点のイメージ図

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高速バスで名古屋に鮮魚直送へ 氷見水産加工業協組

北日本新聞(2018年11月8日)

 氷見水産加工業協同組合(中村雅宏組合長)は17日、名古屋市のマックスバリュグランド千種若宮大通店に販売拠点を開設する。加越能バス(高岡市)と協力し、高速バスで乗客と荷物を一緒に運ぶ「貨客混載」を活用。朝取れの鮮魚を夕方のスーパー店頭に並べ、中京圏での販路拡大につなげる。

 氷見市は事業の枠組みづくりや拠点整備を支援しており、7日の定例記者会見で林正之市長が説明した。

 活用するのは、午前9時50分にひみ番屋街を出発する高速バスの名古屋便。協同組合が荷物を集約し、同9時半にバス下部のスペースに積み込む。最大350キロまでの積載が可能で、店には午後3時半ごろの到着を見込む。

 運賃は1回につき、乗客1人分の片道料金に当たる3千円で、物流経費を大幅に削減できるメリットがある。

 新設する販売拠点は17平方メートルで、ジェック経営コンサルタント(富山市)と連携して運営。消費者の反応を見ながら、取り扱い品目を野菜などに拡大することも検討する。

 店頭では氷見行きの高速バスをPRし、観光イベントも実施。中日本高速道路と協同組合が連携した誘客企画も進めるなど、販売と同時に観光振興にもつなげる。

 17日午後4時から同店で、林市長も出席してオープニングイベントを実施。ブリの刺し身を振る舞うなどして氷見をPRする。林市長は会見で「出店を契機に東海北陸道をさらに活用し、中京圏で氷見の魚や特産品をPRしていきたい」と話した。

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