初めてCD化された「元禄男唄 あゝ堀部安兵衛」

初めてCD化された「元禄男唄 あゝ堀部安兵衛」

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「あゝ堀部安兵衛」CD化 企画杉山氏「新発田の自慢に」

新潟日報(2018年11月9日)

 赤穂四十七士の一人で、新発田出身の武士・堀部安兵衛の生涯を歌った「元禄男唄 あゝ堀部安兵衛」のCDが完成した。11日には安兵衛の父親の菩提寺・長徳寺で、CDをプロデュースした同市出身の脚本家杉山義光さん(75)が講演し、郷土が生んだ英雄をたたえる。

 「あゝ堀部安兵衛」は1996年、新発田藩主溝口家重臣の子孫で元公務員の故溝口景久さんが作詩、元音楽教諭の故小川文勝さんが作曲した。「弧剣(こけん)一身 峠に立てば 故郷新発田は朝霞(あさがすみ)」と新発田を離れる1番から、討ち入りを「雪を蹴立てて今生最期 赤穂浪士の散りどころ」と歌う5番まで、安兵衛の生涯を振り返る。

 曲は、イベントや杉山さんが書き下ろした舞台劇「中山安兵衛の青春 安兵衛と姉きん」などの挿入歌として使われてきたが、杉山さんが新発田の財産として形に残そうと、CD化に取り組んだ。

 CDでは同市の飲食業、八木雪子さんが情感を込めて歌う。「誰でも口ずさめるようにこぶしをきかせず、素直に歌うように指導した」と杉山さん。「堀部安兵衛を歌った曲は多いが、旅立ちから討ち入りまで歌ったものはほかにない。新発田の自慢の一つになればうれしい」と話した。

 講演会は11日午後1時半から。CD、菓子付きで2千円。先着100人。

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