来場者に松本山雅FCにちなんだ緑色の甲冑などを説明する赤広さん(左)

来場者に松本山雅FCにちなんだ緑色の甲冑などを説明する赤広さん(左)

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城下町松本で「手作り甲冑展」 山雅カラーも

信濃毎日新聞(2018年11月13日)

 松本市島内公民館で12日、実際に着られる手作りのよろい7領を集めた「手作り甲冑(かっちゅう)展」が始まった。サッカーJ2松本山雅FCにちなんだ"緑備え"のよろいや、江戸初期の松本藩主戸田康長が愛用したよろいを模した作品など。館長の赤広(あこう)三郎さん(65)が型紙起こしから漆塗りまで手掛け、プラスチックを使って本物そっくりに仕上げた。

 赤広さんが初めてよろいを手作りしたのは2013年。J1昇格を目指す松本山雅を応援しよう―と、城下町らしい緑色のよろいを約1年がかりで完成させた。できるだけ本物らしく見えるよう、よろい用の糸で各パーツをつなぎ、鎖帷子(くさりかたびら)も自分で織り上げた。これまで8領を制作した。

 「甲冑は死に装束でもあり、武将の美意識が詰まっている」と赤広さん。展示したよろいのデザインは、かぶとの飾りから糸のあしらい方、胴部分の装飾などがどれも異なっている。早速訪れた近くの無職山村保さん(71)は今週末にJ1再昇格を懸けて試合に挑む松本山雅に思いをはせながら「緑の甲冑を着て応援に行ったら盛り上がりそう」と話していた。

 30日までの平日午前9時~午後5時。18日午前10時~午後1時と、23日午後1~4時には着用体験会を開く。問い合わせは島内公民館(電話0263・47・0264)へ。

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