長野市若穂保科の清水寺(せいすいじ)でカエデが鮮やかに色づき、トンネルのように参道を彩っている。曇り空から薄日が差した12日は、多くの観光客が訪れ、写真を撮ったり境内を散策したりと楽しんでいた。
同寺を管理している北野和男さん(69)によると、カエデは例年並みの10月25日ごろから色づき始め、今週末に最盛期を迎えそう。イロハカエデやミネカエデなど約200本が境内に植えられている。
同市三輪から友人と訪れた栗原美記子さん(68)は「燃えるような赤ですごくきれい。逆光に光るカエデを見上げて楽しみました」と笑顔で話していた。境内にはまだ染まりきっていないカエデもあり、今月いっぱいは楽しめそうだ。