開幕した美浜美術展で行われた、審査員の大沼映夫さん(手前)によるギャラリートーク=11月13日、福井県の美浜町生涯学習センターなびあす

開幕した美浜美術展で行われた、審査員の大沼映夫さん(手前)によるギャラリートーク=11月13日、福井県の美浜町生涯学習センターなびあす

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美浜美術展の作品展が開幕 11月23日まで

福井新聞(2018年11月14日)

 現代美術の全国公募展「第29回美浜美術展」の作品展が11月13日、福井県の美浜町生涯学習センターなびあすで開幕した。初日は審査員を務めた画家の大沼映夫さん(85)=東京都=によるギャラリートークがあり、作品の解説が行われた。展示は23日まで。

 全国の204点から大賞に選ばれた芹川貴美子さん(59)=熊本県熊本市=の作品「太陽の下」など入賞5点、入選45点を展示。約1メートル四方の大作が多く、抽象画を中心に油絵やアクリル画など見応えのある作品がずらり。大沼さんの作品も特別展示されている。

 ギャラリートークで大沼さんは、大賞の作品について「描かれている人物のさまざまな動きを読み取っていくのが面白い。今や日本の文化と言われる漫画的な要素も楽しい」と評価した。

 福井県内からは13点が入賞、入選しており、福井新聞社賞に選ばれた中島恒子さん(79)=鯖江市=の「絆(5)」は「技巧に優れている。手前に描かれた網の力強さが奥の方まで続いていれば、作品にさらに一体感が出ていたかもしれない」と講評した。

 ギャラリートークに先立ち町役場で授賞式が行われ、入賞者5人に表彰状と副賞が贈られた。

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