作品に見入る来場者=県立美術館

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103回の歴史に幕 金沢の県立美術館で公募写真展研展

北國新聞(2018年11月15日)

 東京写真研究会の最後の公募写真展研展(北國新聞社後援)が14日、金沢市の石川県立美術館で始まり、北陸支部からの入賞作7点をはじめ、独自の視点で日常を切り取った274点が来場者の目を楽しませている。
 写真愛好家でつくる研究会は1907年の創立以来、毎年研展を開き、撮影技術の向上を図ってきた。ただ、運営を担う会員の高齢化が進み、103回目となる今回で幕を下ろすことにした。
 今回は北陸と関東、中部、関西の4支部から会員の部に79点、公募の部に195点が出品され、ダンサーの踊りが布に影となって浮かび上がる様子を捉えた秀作などが披露された。
 約50年にわたり出品を続け、今回の審査委員を務めた土田貴夫さん(78)=東山2丁目=は「時代の流れかもしれないが残念でならない」と述べた。展示は18日まで。

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