平面部門の応募作品を審査する県内作家ら=県民会館

平面部門の応募作品を審査する県内作家ら=県民会館

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意欲作多く審査白熱 越中アートフェスタ17日開幕

北日本新聞(2018年11月16日)

 美術公募展「美の祭典 越中アートフェスタ2018」の審査が15日、県民会館で行われ、平面と立体の2部門に寄せられた440点から入賞・入選作を選んだ。今回で13回目を迎え、自由な創作活動に光を当てる公募展として定着したため、審査員からは「新しい技法や題材に挑戦し、若々しさや勢いが伝わってくる作品が多い」との声が上がった。17日に開幕し、審査結果は同日の本紙で紹介する。

 アートフェスタは細かなジャンル分けやサイズ規定を取り払い、新たな才能を発掘する総合美術展。県内の作家や大学教授、美術館長ら23人が審査員を務めた。

 平面部門ではアイデアの斬新さや構図、色のバランスに目を配りながら、絵画や書、写真などの応募作364点を見比べた。陶器や木彫、ガラスなど76点が寄せられた立体部門では、さまざまな角度から眺めて、仕上がりや技術の高さをチェックした。同部門で審査員代表を務めた南砺市の彫刻家、長谷川総一郎さんは「実験精神にあふれた意欲作がそろい、審査は難しかった」と語った。

 会期は21日まで。開場時間は午前9時~午後6時。初日は午前10時10分から。入場無料。県と県芸術文化協会、県美術連合会主催、県文化振興財団と北日本新聞社共催。

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