やまびこ国際スケートセンターの今季開業を前に、リンクに湯をまいて製氷するスタッフ

やまびこ国際スケートセンターの今季開業を前に、リンクに湯をまいて製氷するスタッフ

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スケートシーズン、製氷急ぐ 岡谷と茅野のセンター

信濃毎日新聞(2018年11月17日)

 冬季スポーツのシーズンが到来し、岡谷市のやまびこ国際スケートセンターと茅野市運動公園国際スケートセンター(愛称=ナオ・アイス・オーバル)が23日、今季の営業を始める。ともに400メートルの屋外リンクで、子どもから大人までのスピードスケート愛好者が集まる。2月の平昌冬季五輪で茅野市出身の小平奈緒選手(32)=相沢病院=らが大活躍し、スピードスケートへの関心は今季も高いとみられ、両センターでは職員が製氷作業に励んでいる。

 15日夜のやまびこ国際スケートセンター。照明に照らされたリンクに、2人一組になった職員がホースで湯をまいていた。少しまいては移動し、表面を凍らせてはまたまく。11日からの作業で、氷は厚さ2・5センチほどになった。

 作業は毎日午後8時から午前4時まで。リンク下を流れる氷点下15度の不凍液で凍らせる仕組みだが、気温も重要だ。担当の井上亘さん(36)は「ここにきて冷え込みもあり、いい環境になってきた。みんなに楽しんでもらえる氷を作りたい」と話した。

 同センターの昨季の入場者数は、前季比255人減の2万6238人。昨季は平昌冬季五輪で小平選手らが大活躍している最中に予定通り営業を終えたため、その盛り上がりが十分に反映されなかった面があるといい、担当者は「今季に影響してくれるとうれしいのだが」と期待する。

 初日の23日は、岡谷が午前8時から、茅野は午後6時から無料開放する。24日以降の滑走料は、岡谷が1050円(高校生840円、小中学生420円)、茅野が800円(高校生600円、小中学生400円)。ともに来年2月17日まで休みなく営業する。

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