カラフルな模様に彩られた「メルヘン獅子」

カラフルな模様に彩られた「メルヘン獅子」

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メルヘン獅子に変身 井波、老朽化彫刻を活用

北日本新聞(2018年11月18日)

 南砺市岩屋(井波)の国道156号交差点に設置され、老朽化により取り外された「獅子の子落とし」の親獅子彫刻が、カラフルな模様の「メルヘン獅子」に生まれ変わった。23~25日、小矢部市の三井アウトレットパーク北陸小矢部での催しに活用する。

 彫刻は高さ約210センチ、長さ約250センチ、幅約150センチで、井波別院瑞泉寺勅使門に刻まれた「獅子の子落とし」がモチーフ。親獅子が千尋の谷に子を落とし、はい上がってくるのを見下ろす様子を表した。

 著しく老朽化したため、新たな物に更新。元々の彫刻を廃棄せず、有効活用しようと、井波彫刻協同組合(藤崎秀平理事長)の彫刻師らが腐った部分を取り換えるなどして補強した。腐食防止を兼ねて、ペンキで青やピンク、オレンジ、緑色の水玉模様に彩り、「メルヘン獅子」の名にふさわしい仕上がりとなった。

 当面は、井波彫刻総合会館(南砺市北川)の中庭に設置し、観光客らに見物してもらう。再生に携わった同組合の山崎新介理事(51)は「小さな子にも親しんでもらえればいい」と願っている。

 23~25日は三井アウトレットパーク北陸小矢部に移し、デジタルアート関連のイベントで、「デジタル掛け軸」を投影。人口当たりの獅子頭所有率日本一の小矢部市で、井波彫刻をさらにアピールする。

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