大珠や勾玉などさまざまなヒスイが集められた特別展=17日、糸魚川市

大珠や勾玉などさまざまなヒスイが集められた特別展=17日、糸魚川市

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ヒスイに歴史を感じ 大珠、勾玉など展示 糸魚川

新潟日報(2018年11月19日)

 糸魚川市一ノ宮のフォッサマグナミュージアムで17日、貴重なヒスイの大珠(たいしゅ)や勾玉(まがたま)を集めた特別展「翡翠(ひすい)展」が始まった。古代の遺跡から出土したヒスイの透き通るような緑色が来館者を魅了している。

 ヒスイが「国石」に選定されて2年たったことから企画した。縄文時代の遺跡「朝日貝塚」(富山県)から出土し、威厳を示すための装身具として使われた長さ16センチの大珠など約200点が展示された。

 石斧(いしおの)を作るためのハンマーとして利用された世界最古のヒスイ石や、二つの勾玉をくっつけたような「二連結勾玉」に加え、昭和に入ってヒスイが再発見されるまでの歴史をたどるパネルも掲示されている。

 長野県大町市の会社員、男性(71)は妻(66)と訪れ「さまざまな色や形があって面白い。昔の人の加工技術に感心するばかりです」と見入っていた。

 特別展は来年2月3日まで。展示内容は期間ごとに一部変更される。問い合わせはミュージアム、025(553)1880。

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