諏訪立川流が建築した福島御頭御社宮司社も見学した

諏訪立川流が建築した福島御頭御社宮司社も見学した

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歩いて訪ねる身近な文化財 諏訪・中洲地区、7カ所巡る

信濃毎日新聞(2018年11月19日)

 諏訪市教育委員会は18日、地域の文化財を歩いて巡る「文化財ガイドウオーク」を、中洲地区で初めて開いた。文化財を身近に感じてもらおうと企画し、約40人が参加。中金子と福島にある神社や寺など7カ所を訪ね、市教委生涯学習課文化財係の職員らから解説を受けた。

 福島御頭御社宮司社(おんとうみしゃぐうじしゃ)では、普段は非公開の市文化財の社殿を見学した。社殿は、諏訪地方を拠点とした宮大工の流派「諏訪立川流」が1849(嘉永2)年に建築。同流派を研究する「諏訪立川流建築彫刻の会」代表の涌井みち子さん(69)=諏訪市湖南=が、彫刻が表現している故事などを説明した。樹齢600年とみられる市天然記念物「中金子第六天のケヤキ」なども見た。

 同市の女性(80)は「普段行き来している道のそばに、こんなに素晴らしい文化財があるとは知らなかった」と話した。市教委は来年度、別の地区で同ウオークを開く予定だ。

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