設置されたモニュメントを眺める林市長(右)と寄贈者の内生蔵さん夫妻=JR氷見駅前

設置されたモニュメントを眺める林市長(右)と寄贈者の内生蔵さん夫妻=JR氷見駅前

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氷見駅前にブリ漁モニュメント

北日本新聞(2018年11月19日)

 氷見の風物詩である寒ブリの定置網漁の様子を描いた石造モニュメントが18日、JR氷見駅前広場に設置され、寄贈者の氷見市朝日本町、内生蔵(うちうぞ)雄治さん(75)=内生蔵石材店社長=や市などの関係者が除幕した。

 モニュメントは、県石工技能士会の「石工まつり」への出品作で、数年前に制作したもの。雄治さんの妻、恵子さん(70)が市の観光ポスターを参考に原画を描き、雄治さんが立体作品に仕上げた。

 台座を含め高さ1・5メートル、幅1・7メートルの大きさで、白御影石を使用。丸々と太ったブリと格闘する漁師たちを生き生きと表現し、「越中式定置網発祥のまち氷見」の文字を入れた。市の玄関口である駅前に飾ってもらい、氷見伝統の定置網漁を駅利用者に広く発信しようと寄贈を決めた。

 除幕式で、内生蔵さんが「市民応援団としてにぎわいづくりの一翼になりたい」とあいさつ。林正之市長、寺下利宏氷見商工会議所会頭、松原勝久市観光協会長らを交えて除幕した。

 同駅では2016年、キャノピー(雨よけ)の屋根にブリの形をした「雪割り瓦」を置いており、林市長は「氷見の漁業文化の発信力が一層高まる」と謝辞を述べた。

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