世界大会で使用した豆でコーヒーを入れる上山さん

世界大会で使用した豆でコーヒーを入れる上山さん

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小諸のバリスタ、世界5位 コーヒー抽出技術の大会

信濃毎日新聞(2018年11月20日)

 丸山珈琲(軽井沢町)の小諸店副店長、上山薫さん(32)=小諸市平原=は、このほどブラジルで開かれたコーヒーの抽出技術を競う世界大会「ワールドブリューワーズカップ」で5位に入った。上山さんはコーヒーの専門知識や技術を持つ「バリスタ」。初の世界大会出場に「優勝できず悔しさもあるが、夢の舞台に立てて高揚感があった」と喜んでいる。

 世界大会では、自分で選んだ焙煎(ばいせん)豆から抽出する競技と、大会側が選んだ焙煎豆から抽出する競技を行った。コーヒーの香りや後味、酸味などが審査される。上山さんは昨年9月、130人が出場した国内大会(一般社団法人日本スペシャルティコーヒー協会主催)で優勝。出場3回目で世界大会への切符をつかんだ。

 今月開かれた世界大会には41カ国の代表41人が参加した。上山さんは華やかな花のような香りがするという品種「ゲイシャ」で勝負し、上位6人による決勝に進出。「丸山珈琲や僕の目指してきた味わいに手応えを感じられた」と話す。大会では、自らホンジュラスに渡って特別に用意した豆を他の出場者と交換したり、各国の著名なバリスタとの交流を楽しんだりした。

 上山さんは埼玉県育ち。コーヒー店でアルバイトをした学生時代にコーヒーの奥深さに魅了され、2014年に同社に入った。「自分だけの力で5位になれたわけではない。後輩を世界大会に連れて行きたい」と、今後は後進の育成にも力を入れる考えだ。

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