イノシシをかたどった置物に文字を書き入れる岩田さん=20日、南木曽町蘭

イノシシをかたどった置物に文字を書き入れる岩田さん=20日、南木曽町蘭

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平成最後は「亥」 新年の主役作り、南木曽で最盛期

信濃毎日新聞(2018年11月21日)

 木曽郡南木曽町蘭(あららぎ)の木工職人岩田四郎八(しろはち)さん(81)が、来年のえと「亥(い)」にちなみ、イノシシをかたどった白木の置物作りに励んでいる。「平成」に入って毎年、この時期にえとの置物を作っており、これが平成では最後。年内に1200個ほどを仕上げる予定だ。

 えとの置物は1988(昭和63)年、名古屋市の材木業者から依頼があって作り始めた。だが昭和天皇の容体悪化に伴う社会の自粛ムードで業者が販売を控えることになり、同町妻籠宿や岐阜県中津川市馬籠宿の土産物店に置いてもらった。評判がよく、平成を迎えた89年から本格的に作ってきた。

 来年用の置物は高さ8センチ、幅10センチ、厚さ3センチのおにぎり形。「怖くないイノシシ」(岩田さん)をイメージして木を糸のこぎりでくりぬき、「健康長寿」「家内安全」といった文字を筆で書き入れて1日平均30個ずつ作る。

 1個700円(税込み)で注文販売し、平成最後ということもあって、今回は十二支のセット(12個、7千円)も準備している。岩田さんは「買ってくれる人に幸せに暮らしてもらいたい、という思いで続けている」と話し、作業は最盛期を迎えている。

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