初めて製作されたTシャツやクリアファイルなどの小川未明グッズ

初めて製作されたTシャツやクリアファイルなどの小川未明グッズ

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小川未明グッズ23日、販売 研究会など考案 上越

新潟日報(2018年11月21日)

 上越市出身の童話作家小川未明を研究する「小川未明研究会」などは、Tシャツやクリアファイル、パンなど未明にちなんだグッズを製作した。23日に上越文化会館で開かれる「小川未明フェスティバル」の関連イベントで販売する。グッズを通して未明と生誕地である上越をPRしたい考えだ。

 グッズ製作は同研究会を中心に、未明を顕彰する団体などでつくる「小川未明連絡会議」が協力して企画した。未明の関連グッズが作られるのは初めて。

 グッズはクリアファイルやアロマキャンドル、Tシャツ、前掛け、キーホルダー、ハンカチ、トートバッグの計7点。このほか、地元のパン屋や菓子店が協力し、未明の童話にちなんだパンやせんべいも作られた。

 19日には、研究会や連絡会議のメンバーが上越市本町3の高田まちかど交流館に集まり、グッズなどがお披露目された。Tシャツには春日山神社境内にある未明の詩碑に刻まれた「雲の如く高く くものごとくかがやき 雲のごとくとらわれず」を印字。アロマキャンドルは童話「赤い蝋燭(ろうそく)と人魚」をイメージして人魚の柄にするなど趣向を凝らした。メンバーらは「上越の記憶に残るお土産としてちょうどいい」とPRした。

 グッズを考案した小川未明研究会代表で、上越教育大学の小埜裕二副学長は「上越の誇りである小川未明のグッズがあったらいい、と感じていた。地元の方々と協力して作り上げたグッズを通し、多くの人に未明を知ってもらいたい」と話した。

 グッズや食品は23日正午から販売される。

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