特産の丸いもを収穫する組合員ら=黒部市若栗

特産の丸いもを収穫する組合員ら=黒部市若栗

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特産「丸いも」の収穫最盛期 黒部

北日本新聞(2018年11月21日)

 黒部市特産の「丸いも」の収穫が最盛期を迎えている。20日は同市若栗の黒部丸いも生産組合員、金田友海さん(78)の自宅横の農地で作業が行われた。

 丸いもはジネンジョや山芋と同じヤマイモ科で、強い粘り気が特徴。体内を浄化するサポニンや、タンパク質の消化吸収を助ける成分などを豊富に含んでいる。同組合は1993年に発足し、今年は約1・7ヘクタールで栽培している。7、8月の高温や9月の雨の影響で収穫時期が例年よりやや遅れているという。

 この日は金田さんの他、山口隆治組合長ら同組合員が集まり、スコップなどを使って土の中からソフトボール大の丸いもを次々と掘り出した。丸いもを使ったお好み焼きの試食も行われ、同組合員らは「ふわふわしておいしい」などと感想を言い合っていた。

 山口組合長は「猛暑の影響などを心配したが、平年並みの大きさになった」と話した。同組合では選別作業などをして出荷する。出荷の最盛期は今月25日ごろから12月上旬ごろで、約3トンを見込んでいる。12月上旬から同市宇奈月町浦山のJAくろべアグリプラザ東農産物直売所で本格的に販売する。 

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