東御市田中のしなの鉄道田中駅が開業130周年を迎える12月1日、同市の信州とうみ観光協会が「田中さん」を対象にした日帰りツアーを企画している。田中駅を全国的にアピールしようと募集したが、21日までの申し込みは2人。実施に必要な最少催行人数の6人に4人足りず、懸命に参加を呼びかけている。
ツアーは、駅前に広がる田中商店街周辺の散策、地ビールの飲み比べ、市街地を一望できるレストランでの食事などを楽しむ内容で、参加費7千円。田中さんが主な対象だが、同駅に愛着を持つ人も受け入れる。10月27日、11月10日にも計画したが、ともに参加者不足で中止した。
「7千円は高かったかも」と事務局長の早川一夫さん。価格設定の難しさを感じつつ「1回だけでも開いて、来年につなげたい」と諦めていない。仮にツアーが実現しなくても、しなの鉄道が1日午前11時45分から開く記念式典後に「集まった田中さんらと集合写真を撮りたい」と話している。申し込み、問い合わせは22日までに信州とうみ観光協会(電話0268・62・7701)へ。